こんにちは、若手商人です。
今日は「自信」について書きます。
自信は、大事です。これは精神論ではなく、極めて実務的な意味でそう思っています。
なぜなら、まったく同じ意見を言っていたとしても、自信があるかないかで、相手の受け取り方は大きく変わるからです。これは会社でも、部活でも、どこでも同じでした。
部活を思い出すと分かりやすい
体育会の部活動を思い出すと、この構造はきれいに見えます。
実力のある選手は、実力があるからこそ自信を持って話します。そして周りも納得しやすい。だから意見が通る。結果として、そういう人が主将になっていく。
これは理不尽なようでいて、実はかなり合理的です。周りからすれば、その人の言うことが正しかった実績を何度も見ている。だから「この人が言うなら」と受け入れる。自信は、その実績の裏付けとして機能しているわけです。
社会に出ても、この構造は変わりませんでした。
では、自信はどこから来るのか
ここが本題です。
私の結論はシンプルで、自信は結果から来る、というものです。
「自信を持て」と言われても持てないのは、当たり前なんです。持てるだけの結果がまだないのだから。気合いや心構えの問題ではなく、単に順序の問題です。
そして、この結論には厄介な帰結があります。
結果のない新卒が、いきなり自信を持って会議で発言すること自体、構造的に無理があるということです。
私自身、一年目は会議で発言する前に「これ、的外れじゃないか」と三回考えて、結局黙って終わる、ということを繰り返していました。今振り返っても、あれは性格の問題ではなかったと思います。発言を支える材料が、まだ何もなかっただけです。
それでも、バッターボックスには立たないといけない
とはいえ、「結果が出るまで黙っています」では永遠に何も始まりません。
結果は、打席に立たなければ出ない。打席に立つには、周りに「こいつに任せてみるか」と思わせる必要がある。でも、その材料になる結果がまだない。完全に鶏と卵です。
このループを、新卒はどこかで無理やりこじ開けなければいけません。
新卒が磨くべきは「思考の深さ」
では、結果がない段階で何を武器にするのか。
私の答えは、「どれだけ深く思考できたか」の一点です。
新卒には実績がありません。経験もない。人脈もない。ここで先輩と勝負しても勝ち目はありません。
けれど、一つの論点についてどこまで考え抜いたかは、年次に関係なく差がつきます。むしろ、担当している範囲が狭い新卒のほうが、一つの案件を深く掘る時間は取れる。ここだけは、構造的に不利ではないんです。
そして重要なのは、この思考の精度は失敗しながら磨いていけるということです。
深く考えて出した意見が、外れることは当然あります。でも、深く考えたうえで外した場合、なぜ外れたのかが分かる。次に精度が上がる。何も考えずに黙っていた場合は、外れることすらないので、何も残りません。
私が新規事業をゼロから立ち上げる部署で痛感しているのは、まさにここです。前例のない案件では、経験の量が必ずしも正解を保証しない。だからこそ、若手でも「そこまで考えているのか」と思わせられれば、意見は机の上に載ります。
そして好循環に入る
思考の精度が上がると、何が起きるか。
周りに評価される → 意見が取り入れられる → 実際に動かす機会をもらえる → 結果が出る → 自信がつく → さらに発言できる
この循環に入れます。
つまり、自信は入口ではなく出口なんです。自信を先に持とうとするから苦しくなる。順番は、思考の深さ → 評価 → 打席 → 結果 → 自信、です。
逆に言えば、この循環の最初の一歩は、誰の許可もいらないということでもあります。深く考えることに、実績も経験も役職も必要ありません。今日の案件を、他の誰よりも深く掘る。それだけなら一年目でもできます。
私が一年目にやっておけばよかったと思うのは、まさにこれでした。自信がないことに悩むより、思考の深さで殴りにいけばよかった。
おわりに
自信は、結果から来ます。だから、結果のない段階で自信を持とうとしても空回りします。
新卒が握るべき武器は、自信そのものではなく、その手前にある思考の深さです。そこを磨けば、評価が返ってきて、打席が回ってきて、結果が出て、最後に自信がついてくる。
順番さえ間違えなければ、自信は勝手に後からついてくるものだと、私は思っています。

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